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2020/07/19 13:07


木製品の楽しみの1つ経年変化。
普段から良く使う食材、作る料理によってそれぞれのご家庭で経年変化が違うと思いますが、写真上は私の家で2020/2月から使い始めた15cc(左:栗/右:山桜)の経年変化の具合です。
半年使い続けていますが、無塗装だった最初の木の色もだんだんと濃くなってきて、良く使う部分は少しすり減ってきたり、私色に染まってきたなと思います。
(左:栗は最初は明るい肌色でした。その肌色が濃くなっていく感じです。右:山桜は明るめの茶でしたが濃い茶色に変化します。ただし、山桜は、育った場所で色の薄い色から濃い色までさまざまな色がありますので、イメージとしては新品の色がより濃くなっていくという表現の方があっていると思います。
==>山桜の色の違いは別ページの「15cc【木目や色味、節について】」に写真がございます。)

ちなみに私の家では15ccを何にでも使用します。カレーや麻婆豆腐やパスタ、炒め物、煮物、etcなど。最初は色移りや匂いが残るのではと思いましたが最初だけでした。最初についた色も徐々に経年変化で色が濃くなり気にならなくなり、匂いも、ぬるま湯でたわし(金たわしはNG)でしっかりこすり洗いすれば気にならなくなりました。(生ものなどが触れた場合は薄めた中性洗剤でしっかりこすり洗いを行い、よく水ですすぎます。)

しかし、そんな中、1つ失敗したなと思う食材があります。
それは、あら塩。あら塩をフライパンで炒った時には栗の15ccを使用していたのですが、先端を少し焦がしてしまいました。あら塩を炒ると高温で空焚きのようになり注意です。
そんな失敗も楽しみながらの私目線ですが、栗は使うとうす黄色から黒茶色へ、そして、よく使う部分がより濃くなっていくような感じがします。
山桜は徐々に茶色が濃くなっていく感じです。どれも、それぞれの個性があって好きです。

来年はどんな色に変化しているんだろうか。とても楽しみです。
※経年変化の具合は我が家での私見ですので、お使いのご家庭で変化は違うと思います。15ccご購入の際の参考になるといいなと思います。

そして、次は樹種の違い。
写真上の15cc(左:栗/右:山桜)ですが「栗」は持って振ってみると「軽い」と思います。そして硬いです。栗は日本古来から建築で使われているほど、とても耐久性がある材です。先に話した軽さのおかげでとても取り回しが楽です。手触りは少しざらっとした感じですが、これがまた丁度よいグリップ感となります。
「山桜」は持った感じは、程よい重さがあります。しかし、とても重いという感じではなく、しっかりと取回せる感があります。また緻密な木目のおかげで手触りがとてもいいです。

2つの樹種の違いを比較しましたが、これはもう好みの問題で自分のフィーリングが全てかと。
どちらも甲乙つけがたいです。
できれば2つとも試して頂きたい気持ちです。
ちなみに最近、4年ほどご使用のお客様(樹種は山桜)が、最近、栗の15ccをご購入して下さったので、また、お会いした時に聞いてみようと思います。そして、今使用中の15ccの写真を見せていただいたのですが、山桜は色が濃くなっていて、とてもいい感じでした。


※長く使っていると、調理で良く使う部分(先端やスプーン形状の外周など)がささくれや欠けができる時もあります。そんな時は15ccのメンテナスの時期。日々使い、メンテナンスをして末永くお使いいただけると嬉しいです。
15ccメンテナンスのやり方は下記を参考にして下さい。